IoTリフォーム実例: 風呂の自動洗浄・湯張りから家電の音声操作対応

はじめに

「鍵」「照明」「お風呂」「家電」。
生活の様々な場面をIoT化することで、毎日の暮らしは便利になります。
今回は我が家のリフォーム・導入例をベースに、実際に導入しているIoT機器と、その使い勝手を紹介します。


玄関 ― スマートロックで鍵を持たない生活

  • セサミスマートロックプロ・フェイスプロを導入
  • 顔認証で子どもも鍵を持たずに出入り可能
  • 鉄製ドアのため、マグネット貼り付けで設置。賃貸物件でも導入できる柔軟性が大きなメリット

照明 ― 音声操作と自動化

  • 音声操作対応(Google / Alexa 連携)
  • 日の入り時刻に合わせて間接照明が自動でON
  • トイレ・玄関・洗面所には人感センサーを設置し、無駄な点灯を防止
  • シーン設定:夜帰宅 → 玄関照明と間接照明が自動で点灯

洗面・お風呂 ― フルIoT化の快適さ

  • 洗濯機:外部操作可能(外出先から洗濯開始)
  • 浴室:リクシル「スパージュ」+ノーリツ給湯システム
    • 自動洗浄+自動お湯はり
    • 2024年時点ではこの組み合わせのみフル対応可能
  • 排水線も電動:外出先から掃除とお湯はりまで制御可能

「帰宅前にアプリでお湯はり → 到着と同時に入浴」という使い方が実現可能。


家電 ― スマート家電化の実際

  • 掃除機:エコバスで対応。音声操作で稼働・停止が可能
  • テレビ:音声操作でON/OFFやチャンネル切替
  • カーテン:自動ロールスクリーン
    • リモコン信号を学習させ、日の出に合わせて半分だけ閉じる設定など
    • 音声操作も対応
  • ゲーム用冷却ファン
    • PS5の電源ONを感知 → 自動でファンが起動
    • 音声操作でも制御可能

エアコン ― 季節ごとの快適制御

  • スマートリモコンを利用してIoT化
  • 外出先から冷房・暖房のON/OFF、温度調整が可能
  • 帰宅前に部屋を快適な温度にしておけるため、夏・冬の暮らしの質が向上
  • 音声アシスタントとも連携し「OK Google、エアコンをつけて」などで動作

空気清浄機 ― Dysonで対応可能

  • Dyson 空気清浄機を導入
  • MyDysonアプリで外出先から操作可能
  • 音声操作対応(Google / Alexa )で風量調整やON/OFFが可能
  • ルーティン設定で「帰宅時に自動で空気清浄」なども実現
  • 未対応のAirdogとは異なり、IoT環境に自然に組み込めるが、リビングは能力でAirdogを採用。

強みと弱み

強み

  • 生活の動線に合わせた自動化で「操作レス生活」が実現
  • 音声操作とアプリ制御を両立できる
  • 概ね賃貸対応可能(マグネット設置・リモコン学習など)
  • 家事の負担軽減(お風呂掃除・洗濯・掃除機・エアコン制御)

弱み

  • 一部機器はまだ未対応(特定の空気清浄機など)
  • システムが複雑になると管理が必要
  • 機器同士のエコシステムに依存(Google/Alexa/HomeKitで挙動が異なる)
  • 初期投資がかかる(お風呂は特に)

まとめ

我が家のIoTリフォームでは、**「家族が自然に使えること」**を重視しました。

  • 鍵は顔認証で解錠
  • 照明は日の入りで自動点灯
  • お風呂は外出先から掃除・お湯はり
  • カーテンやゲーム機冷却も自動化
  • エアコンやDyson空気清浄機もIoT制御に組み込み、季節・空気環境まで快適に

すべての機能が「生活の自然な流れ」に組み込まれているため、機械を操作している感覚がなく、暮らしの質が上がるのを実感しています。