【リフォーム実例】築20年RC造マンション角部屋72㎡ 2LDK => 3LDK – 白を基調にIoT対応・収納動線・リセール価値まで考えたリフォーム

サマリー

今回のリフォームは、築約20年のRC造マンション・角部屋・72㎡・2LDKを3LDKに改装した実例です。
約15畳のリビングを中心に、「白を基調とした明るく開放的な空間」 をテーマにデザイン。
床材や壁紙、キッチンやバスルームの設備更新に加え、IoT対応の電動スクリーンや収納動線の工夫 を盛り込みました。
さらに、リフォーム費用約2,000万円に対し、1年後の売却で1,000万円以上の利益を得られた点も大きな成果です。


リフォーム前提条件

  • 物件条件:築約20年の中古マンション、RC造、角部屋
  • 専有面積:72㎡
  • 間取り:リフォーム前 2LDK → リフォーム後 3LDK(15畳リビング+書斎+寝室+子ども部屋)
  • コンセプトカラー:白を基調とした明るさ・清潔感
  • 目的:快適性、美観、IoT対応、収納効率化、リセール価値の向上
  • 投資額:リフォーム費用 約2,000万円

床材・壁紙

  • 床材:パナソニック「ベリティス」フロア(ホワイトオーク調)。白基調の空間にナチュラルな木目をプラスし、温かみを演出。
  • 壁紙:防汚・調湿タイプのクロスを採用。リビングはホワイト系で統一し、寝室や書斎は落ち着きを演出。

キッチン

  • LIXIL リシェルSI(セラミックトップ)
    白い扉材とセラミックトップを組み合わせ、清潔感と高級感を両立。
  • 自動水栓:非接触で衛生的、白系のキッチンと馴染むデザイン。
  • 食洗機:パナソニック NP-45MD9S
    キッチン面材と揃えてビルトイン化。外観は白で統一され、シームレスに収まる。
    ミーレではコントローラーがでてしまいますが、こちらはコントローラーが内側にあります。

バスルーム

  • LIXIL スパージュ 1418サイズ
    • 肩湯
    • 打たせ湯
    • ベンチシート
      → 明るい色を基調にした浴槽と壁面で、リビング同様に清潔感ある空間へ。

室内窓

  • パナソニック 室内窓(PUTIMADOシリーズ)
    書斎に採光を取り入れるために設置。アクセントとして黒フレームを選び、全体コンセプトにアクセントを加えました。

カーテン・スクリーン

  • タチカワブラインド 電動ハニカムスクリーン
  • 大開口のリビング窓には 4本を連結設置。施工時の長さ調整は大変だったが、完成後は白基調の空間に溶け込み、統一感のある仕上がりに。
  • IoT制御で、光を効率的にコントロールでき、角部屋特有の日射の強さを快適に調整可能。

間取り変更の工夫

  • 元々は 2LDK(リビング+寝室+1部屋) の間取り。
  • 面積的にかなり厳しかったのですが、キッチンを対面式を諦め、リビングの一部を仕切り、独立した書斎+子ども部屋を新設。
  • 結果として、家族構成に合わせた使いやすい3LDK へと再構築することができました。

工夫したこと

  • IoT化:電動スクリーン、照明をスマート連携。
  • 収納動線:使う場所の近くに収納を配置。白基調の扉材で“見せない収納”を実現。
  • スイッチ集約:白い操作パネルに統合し、インテリアを損なわずすっきり。
  • 配線隠し:テレビやサウンドバーの配線は壁をふかして白い壁内に処理。
  • 変更できない場所の工夫
    マンションの共用部や専有外のドア裏など、仕様変更できない部分には 白石目調のダイノックシート を貼り、質感アップと統一感を実現。

生活の変化

  • リビングが白基調で明るくなり、開放感が格段に向上。
  • 書斎は室内窓で採光が改善し、作業効率アップ。
  • スパージュで毎日の入浴が“自宅スパ”に。
  • 白で統一されたキッチンは片付けやすく、常に清潔感を保ちやすい。

リセール実績

  • リフォーム費用:約2,000万円
  • 居住期間:1年間
  • 売却益:リフォーム代込みで1,000万円以上の利益を実現

白基調のデザイン・最新設備・高級感ある水回りが評価され、築20年の中古マンションでも高いリセールバリューを発揮しました。


総評

このリフォームは、「白を基調にした明るく清潔感あるデザイン」 を軸に、IoT・収納・配線・採光といった実用面を丁寧に設計。
結果として、快適な住空間を実現すると同時に、リフォーム投資がリセールで大きな利益を生む成功事例となりました。
「住む人が快適に暮らせる」だけでなく、「資産価値を高める」ことも両立できたリフォームです。