サマリー
築25年のRC造マンション角部屋(専有面積80㎡・2LDK)を対象に行ったリフォーム事例です。
壁付けキッチンを撤去して対面式に変更、浴室を1418サイズから1616サイズへ拡張し、LIXIL「スパージュ(肩湯付き)」を導入。
さらに20畳のリビングを15畳に縮小し、可変扉を使って将来的に5畳の書斎・子ども部屋として利用できる空間を新設しました。
IoT対応の照明・テレビ制御、二重窓の設置による静音・省エネ効果もプラス。
リフォーム費用は約1,500万円、売却時には約500万円の利益を確保し、さらに自宅売却時の3,000万円控除を利用することで税制メリットも享受しました。
リフォーム前提条件
- 築25年の中古マンション、RC造、角部屋
- 専有面積:80㎡
- 間取り:2LDK(リフォーム後も2LDK表記だが、可変扉で実質「2LDK+1部屋」対応)
- 主要空間:リビング20畳 → リフォーム後リビング15畳+5畳の書斎/子ども部屋にも可変可能
- 目的:
- 家族と一体感を持てる対面キッチン
- 浴室の快適性向上
- 将来性のある可変間取り
- 遮音・省エネ性能アップ
- リセール時の資産価値向上
キッチン:壁付けから対面式へ
- 元の壁付けキッチンを撤去し、対面式キッチンに変更。
- リビング全体を見渡しながら調理でき、家族との会話も自然に生まれる。
- 配管や換気経路を工夫し、天井・床をスッキリと納めた。
浴室拡張:1418 → 1616へ
- 隣接する居室を少し削り、浴室を拡張。
- LIXIL スパージュ 1616サイズ(肩湯機能付き)を導入。
- 「築25年の浴室が最新化されている」点は、売却時の大きなアピール要素にもなった。
間取り変更と可変扉
- リビング20畳を15畳リビング+5畳の独立スペースに再編成。
- 可変扉を設置し、将来は「子ども部屋」または「書斎」に使い分け可能。
- 在宅ワーク需要の増加に合わせて、柔軟にスペースを確保できる間取りはリセール時も高評価でした。
IoT・快適性の工夫
- IoT対応:照明やテレビをスマホや音声で操作可能。
- 二重窓を導入:
- 大通りに面した部屋でも静音性が大幅に改善。
- 冷暖房効率が上がり、光熱費削減にも寄与。
- カーテンは手動だが、二重窓効果との組み合わせで十分に快適性を確保。
工夫したポイント
- 配線整理:テレビやサウンドバーのケーブルを壁内に処理し、見た目をスマートに。
- 収納動線:新設の5畳スペースに収納を組み込み、子ども部屋利用時にも機能的に。
- 制約部分の工夫:マンションの共用部や変更不可のドア裏には 白石目調のダイノックシート を貼り、質感をアップ。
リフォーム費用とリセール
- リフォーム費用:約1,500万円
- 売却益:約500万円
- 税制優遇:自宅売却時の「3,000万円特別控除」を利用し、税負担を抑制
築古のマンションでも快適な住まいを実現しつつ、資産価値を高め、売却時に利益も確保できた。
総評
このリフォームは、
- 対面キッチン化で家族のコミュニケーションが活性化
- 浴室拡張とスパージュ導入で快適性が大幅向上
- 可変扉で将来に対応する間取り
- IoT導入と二重窓で静音&省エネ
- 1,500万円投資 → 500万円の利益+3,000万円控除の活用
という成果を同時に実現しました。
築古マンションでも暮らしを豊かにしながら資産価値を高める、築古マンションリフォームの事例です。