ホームシアター / ゲームレビュー:PS5 ドラゴンクエストIII リメイク

環境

グラフィック

ファミコン版・スーパーファミコン版を遊んでいた世代として、今回のリメイクでまず感じたのは「進化と懐かしさの両立」です。
3D化されたキャラクターデザインや街並みは、最新技術で描かれていながらもドラクエらしい親しみやすさをしっかり残しています。
OLED77インチの大画面で見ると、当時の想像を超えて「本当にこの世界に旅立っている」感覚が強く味わえました。


音楽体験

今回特に印象的だったのが、オーケストラによる音楽です。
昔のチップチューンを知っているからこそ、Beolab 28+Celestialから流れるオーケストラの音色は圧倒的な進化を感じさせました。
弦楽器の厚みや金管の煌びやかさがリビング全体を包み込み、戦闘曲やフィールド曲がかつてない迫力で響きます。
「バング&オルフセンの環境でよかった」と素直に思える体験でした。


バトルシステム

戦闘バランスはオリジナルを踏襲しつつも、新要素が適度に追加されています。
昔ながらのターン制バトルは安心感があり、テンポも良好。
さらに、魔法「ルーラ」がMP消費なしになったことで、オープンワールドのファストトラベルのような快適さを感じました。
ストレスを極力排除し、現代のプレイスタイルに合わせた「遊びやすいドラクエ」になっています。


総合評価

ドラゴンクエストIII リメイクは、懐かしさを大切にしながら現代的に進化した名作です。

  • グラフィックは「ドラクエらしさ+進化」
  • 音楽は「当時の面影からの大進化」
  • バトルは「伝統+快適さ」

そして、Bang & Olufsenのシアター環境によって、その進化を最大限に体験できました。
「昔遊んだドラクエ」を、今改めて“映画館のような空間”で楽しめることが、世代として何より嬉しい瞬間でした。